循環型社会形成推進功労者表彰で伊那市消費者の会と信州ウェイストが県知事表彰
県による07年度循環型社会形成推進功労者の表彰式がこのほど、長野市内であり、対象5者のうち、上伊那からはごみの減量化、資源化に向けた活動に取り組む伊那市消費者の会(会員38人、向山八千子代表)と、廃プラスチックのリサイクルに取り組む産業廃棄物処理業社、信州ウェイスト(本社・西春近、小林孝行社長)が県知事表彰を受けた。
取り組みは廃棄物の適正処理や資源化推進などに率先して取り組み、顕著な実績を上げている功労者を表彰するもので、▽事業者▽個人・グループ・学校▽その他竏窒フ3部門でそれぞれ功労者を選出する。
今回、個人・グループ・学校の部門で表彰を受けた伊那市消費者の会は、廃油でつくる石けん、生ごみぼかしづくりなどに長年取り組んでいるほか、リフォーム講習会などを開催して、ごみの減量化、資源化への意識を一般の人にも広げる活動を展開している。
向山代表は「先輩方が取り組んできた30年の歴史の積み上げがここにきて報われ、ありがたい。ごく当たり前のことをしているにもかかわらず、認められたのは嬉しい」と喜びを語る。
また、事業者部門で表彰を受けた信州ウェイストは、高度な再資源化設備を新設し、産業廃棄物の分別を徹底。資源となる廃プラスチックなどのリサイクルを実現していることなどが、高く評価された。