旧養魚場後利用事業者審査で議会は選定に踏みこまず、最終的な対応は村理事者へ
宮田村議会全員協議会は31日、天竜川漁協が5月末で閉鎖した旧宮田養魚場の後利用事業者を選定する2次審査を行った。採択するかどうかの判断には踏み込まず、課題事項などを列挙したこの日の意見を契約条件などに付託するよう盛りこみながら、村理事者に最終的な対応は任せた。村は今後、審査を受けた希望事業者と同漁協を交えた三者間の交渉も見通し、契約条件などを煮詰めて改めて議会に報告する考えだ。
同審査は9月にも行ったが、書類提出があった2件についていずれも資金計画などが不鮮明だったため、具体的な評価に入れなかった。
この日は、書類が再提出された案件についてのみ非公開で審査。
用地だけでなく養魚場の施設を取り壊さず活用を希望しているため、将来を見越したリスクなどについて意見が挙がったという。
小林茂議長は「今日出された意見を添え、最終的な対応は執行権がある理事者に任せる。意見が契約に履行されるよう注視していく」とした。