伊那地域技術相談会
県工業技術総合センターと伊那商工会議所が主催する伊那地域技術相談会が30日、伊那商工会館であった。伊那では初めての開催。上伊那郡内の製造業を中心に、約30人が出席し、センターの技術支援内容の説明を受けた。
情報技術部門の丸山久友部門長は、グローバル化が進むなど技術的な取り組みが重要度を増す中、地域企業の気軽な相談相手としてセンターの活用を促した。
センターの材料技術、精密・電子技術、情報技術、食品技術の各部門から職員が出向き「最適加工条件探索装置による微細軸加工」など技術支援事例の紹介、「高周波通信技術分野の研究開発」など最近の技術的トピックの提供などがあった。
そのあと、希望する企業の技術課題について個々の相談に応じた。
工業技術総合センターは県の試験研究機関で、05年4月、県内にあった工業関係の4試験場を統合。県内産業の中核的技術支援拠点として技術相談、依頼試験、研究開発、人材育成などの技術的ニーズにこたえている。