伊那市民美術展 力作61点を展示
11日まで 信州高遠美術館
伊那市出身・在住者でつくる伊那市民美術会(赤羽久二成会長、81人)の第30回記念美術展が1日から、信州高遠美術館で始まった。洋画、日本画、工芸など会員59人の近作61点が並ぶ。11日まで。
美術会は1976年に発足し、78年から美術展を開催。例年、作品のサイズは10号以下だが、今回は50号以下と大きめに設定した。
絵画の題材は、高遠湖から雪をかぶった南アルプスを望む「陽春高遠湖」、大きく花開く「向日葵(ひまわり)」、「桜映える馬見塚公園」「姉妹」…と風景、花、人物、静物、抽象など幅広い。ステンドグラスや陶芸もある。
当初から出品作に賞を選ぶことはしておらず、「日曜画家」からプロまでの会員が日ごろの成果を伸び伸びと表現した作品がそろっているという。
赤羽会長(73)は「活動年数から実力に差があるが、一人ひとりの良さを見ていただければ」と話す。
8日は、市内で節目を記念した祝賀会を開く。
美術会は昨年4月、市町村合併に伴い、伊那市民美術会と高遠美術会が1つの組織になった。長谷からも会員を募っている。
開館時間は午前9時縲恁゚後5時(最終日4時)。入場無料。