はら美術で安川博さんの個展はじまる
伊那市出身で現在フランスのオート・ノルマンディジゾールで製作活動を続けている洋画家・安川博さん(76)の個展が6日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。学生だった20代に描いた作品から現在の居住地であるノルマンディ地方ののどかな農村風景やエーゲ海を描いた近年の作品まで約55点が、訪れた人の目を楽しませている。
安川さんが地元で個展を開くのは1年ぶり。今回は「画業45年の今と昔」をテーマに、油彩を始めた20代のころ、地元で描いた作品からフランスに渡った1966年前後の作品、描き下ろしたばかりの近作までを展示。自身の歩みを振り返る個展となった。
緑豊かなノルマンディの農村風景や深いブルーが美しいエーゲ海などをテーマとした鮮やかな作品が多く、スケッチなども並んでいる。
安川さんは「ぼくの小さなふるさとをご案内するつもりで開く展覧会です」と話している。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。