かっぱ伝説と駒見の東コースで
古里そぞろ歩き
駒ケ根市博物館の「古里そぞろ歩き」が4日、約20人が参加、東伊那小学校の宮脇正実教諭らを講師に、東伊那地区のかっぱ伝説と駒見の東コースで行われた。
東伊那小学校玄関前に集合した参加者は、刈り取りが終り、柿の実が赤くなった晩秋の風情を楽しみながら、塩田の箱畳へ。個人の墓地にある五輪搭の前で、宮脇教諭は「供養搭または墓標として建立され、上から空輪、鳳輪、火輪、水輪、地輪と呼ばれる」と説明。
また、大久保の善福寺では三十三観音石仏33体のうち、高遠石工、守屋貞治作の11番、准低観音と18番の如意輪観音を中心に見て回った。
このほか、阪本天山の墾田の碑、蓮台場の宝きょう印搭、高遠藩大久保番所跡なども見学し、地域の史跡、文化財に理解を深めた。