JA上伊那のフォトコンテストで伊那市の北原はるみさんが最優秀賞

上伊那農業協同組合(JA上伊那)によるJA上伊那フォトコンテスト2007の審査会が5日、伊那市狐島の本所であった。今年のテーマ「上伊那の“農”と“暮らし”」を題材とした作品75点の中から、野沢菜を収穫する女性の表情をとらえた伊那市富県の北原はるみさん(50)の作品「70年間の思い 我家の味はここから」=写真=を最優秀賞に選んだ。
上伊那の農や人々の営みを題材とした写真を募るコンテストで12年目。今年は7月から10月末まで作品を募集したところ、41人から作品が寄せられ、県外からの応募もあった。
審査には、宮田村出身のプロカメラマン・唐木孝治さん(高森町)をはじめ、JA上伊那の役職員など20人が参加。撮り手の思いが伝わってくるかなどといった点から作品を選出した結果、透過する光で鮮やかに写し出された菜と、収穫する表情豊かな女性の姿が印象的な北原さんの作品が最優秀賞となった。
唐木審査委員長は「今年は全体的にレベルが高く、優劣つけ難い作品が多かった。コンテストのレベルも年々上がっているが、最優秀賞の作品は女性のしぐさもマッチしている」と講評した。
入賞者は10日のJA上伊那まつりで表彰するほか、当日は応募全作品を本所に展示する。入賞作品は来年1月のJA上伊那の広報誌に掲載する。
入賞者は次のみなさん。
◇最優秀賞=北原はるみ(伊那市)
◇優秀賞=小林紀一(飯島町)ドリチュラー・ブライアン(飯島町)
◇佳作=井口真吾(駒ケ根市)久保村由人(伊那市)宮沢信(中川村)
◇入選=野溝文武(伊那市)平沢善博(宮田村)原鳳兵(飯島町)向山世男(箕輪町)
◇努力賞=酒井芳郎(箕輪町)