南箕輪小北原地区児童のスクールバス運行開始
南箕輪村立南箕輪小学校に通う北原地区の児童を対象にした冬期間のスクールバス運行が、5日の下校時から始まった。運行は2月末までで、24人の児童が利用する。
スクールバス運行については、北原地区の保護者が06年10月、南箕輪小と村教育委員会に要望書を提出。村教委が07年2月、日没の早い11月から2月までの冬期間に限り運行する回答書を出した。
北原地区は南箕輪村と箕輪町の境に位置する。村教委は、「歩いての登下校が基本」とした上で、通学距離がおおむね4キロ以上を目安に、人家のない場所を長い距離歩くことなどを考慮し、スクールバス導入を決めたという。バスは、10月の村議会臨時会で可決し、購入した新車両を使う。
バスは北原公民館と南箕輪中学校ロータリーを結ぶ。朝は児童24人全員が乗車し1便の運行。帰りは学年により下校時間が異なるため2便運行する。所要時間は約5分。
児童の安全な乗降を考え、歩道や歩道橋が設置されていることなどから、南小前ではなく隣接する南中ロータリーを利用する。
児童の中には1時間弱かけて通う子もいて「帰りは暗くなってしまう」といい、バス通学を「うれしい」と笑顔で話していた。