伊那市の若手職員が「桜の木百選」認定などを提案
伊那市の若手職員11人でつくる「元気の出る伊那市」プランニングチームは5日、小坂市長に「桜の木百選」認定や市民の立場に立った窓口案内の表示などを提案した。内容は各担当課で検討し、実現可能なものは新年度予算に反映する。
メンバーは20代が中心。「観光」「市役所の雰囲気」の2つをテーマに決め、6月から会議を重ねてきた。
「観光」の「日本一の桜の里づくり」プロジェクトは「桜の木百選」認定で地域住民が主体となって維持管理するシステムを構築するねらい。桜マップ作成や桜に関する疑問を寄せる「桜守さんお願い110番」の開設などを盛った。
また、市民を対象としたツアー企画「南アルプス山ろく食と健康プロジェクト」キャンペーン、中央・南アルプスのPRとして「アルプスの日」制定なども挙げた。
そのほか▽窓口業務の情報の共有化▽ノー残業デーは部・課ごとに設定する▽本庁1階ホールを公民館サークルの作品発表の場に提供する竏窒ネど。
若手職員から提案説明を受けた小坂市長は「食と健康プロジェクトで、シカやイノシシなどジビエ、雑穀アマランサスを食べて歩くのも一つのアイデア」「課の表示は具体的な仕事内容を書くのも必要かと思う」などと答え「真剣な思いが伝わってきた。絶えず事務改善の気持ちを持って」と促した。
「元気の出る竏秩vは9年目の取り組み。これまで住民票の休日発行や正面玄関へのバス乗り場移転などを採用し、改善につなげている。