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赤穂南小で歯の講演会

赤穂南小で歯の講演会

 学校を挙げて歯と口の健康づくりに取り組んでいる駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)は9日、PTA講演会を同小体育館で開いた。当日の授業参観に訪れた保護者と5、6年生児童が岡山大歯学部小児歯科講師の岡崎好秀さんの講演「カムカム大百科 歯科医から見た食育」を聴いた。岡崎さんはサルの歯の写真を2枚示し、「片方は野生、片方は動物園のサル。動物園のサルはどっちでしょう」とクイズを出題。「正解は歯と歯ぐきの汚れが多い方。野生は木の実など自然界の硬い物を食べているため」と解説した。保護者に向けては「少年院の子どもたちにはひどい歯が多い。家庭環境が歯の状態に影響していると思えてならない」として、幼少時からの食育の大切さを訴えた=写真。
 同小は児童が食事の際にかむ回数をカウントする「カミカミマシーン」を独自に考案、実用化しているほか、歯の健康について楽しく指導する全校集会「歯ッピータイム」を月に1回開いたり、体重測定時に歯のチェックや歯磨き指導を行ったりするなどのきめ細かい活動により、児童の虫歯予防に大きな成果を挙げている。昨年、第45回全日本学校歯科保健優良校表彰で最優秀校に選ばれた。

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