旧養魚場の後利用「年内には方向性を」
天竜川漁協が5月末で閉鎖した宮田村新田区の旧宮田養魚場の後利用について9日夜、担当窓口となっている村の矢田典和総務課長は「年内には何とか方向性を出したい」と見通しを示した。村内若手農業者でつくる壮年連盟と村理事者らの懇談会で質問に挙がり、後利用を希望する事業者と漁協、村の三者間で近く賃貸契約に関わる交渉に着手すると経過も説明した。
村が行った後利用事業者の公募には当初4件の申し込みがあったが、万が一に事業を中途でやめる場合には養魚場施設を原状回復する費用面がネックとなるなど、1件にまで絞り込まれている。
2次審査した村議会は村理事者に最終的な対応、判断を委ねており、村は交渉経過を考慮したうえであり方を議会に諮る方針。懇談会で矢田課長はそれら一連の経過にふれた。