「平成の大改修」終えご神体社殿に、津島神社で遷座祭落成祝う
祇園祭あばれみこしが有名な宮田村津島神社は73年ぶりとなる社殿の大改修を終え11日、仮安置していたご神体を社殿に戻す「遷座祭」を行った。境内にある恵比寿神社は老朽化した拝殿を新築し、同じく遷座して落成。氏子総代、村商工会関係者ら約50人が出席し、地域の絶大な協力で成し得た大事業の成功を祝った。
老朽化した屋根を鋼板に葺きかえ、床板も張り替えられた津島神社社殿。1934(昭和9)年以来総額1800万円にものぼる大事業は、氏子や企業の多額な寄付をもとに行われ、地域をあげた・ス平成の大改修・スとなった。
築110年余りが経過する建物だが、その歴史を残しながら見事に完成。遷座祭では、境内の仮社殿に安置してあったご神体を2カ月半ぶりに元の位置へ戻した。
地元企業の協力により境内入口には神社の名前を石に刻んだ「社標」やのぼりを立てるポールも今回の事業で新たに設けられ、その除幕も。
村商工会有志17社の寄進により総ヒノキ造りで完成した恵比寿神社拝殿は、神事を行い氏子総代に託された。
大提灯の新調など事業は来年まで続くが、伊藤賢治氏子総代代表、改修委員会の保科充会長は「本当に地域の皆さんのおかげ」と話していた。