伊那市の歌、花、木、鳥の候補を市長に報告
第5回伊那市の歌・花・木・鳥候補選定委員会(春日博人委員長、15人)は16日、小坂市長に候補を報告した。歌は旧伊那市の「伊那市の歌」、花は「さくら」、木は「かえで」、鳥は「らいちょう」。報告を尊重し、年内中に市長が決定する。
春日委員長は、候補の選定理由や経過を含めて報告し「市のシンボルとして市民に周知してほしい」と述べた。
小坂市長は「専門的、歴史的立場から、地域にマッチしたものをまとめていただいた」と感謝。市歌は小・中学校の子どもたちに歌ってもらえるよう市教育委員会に依頼していきたいとした。
市歌は、新たな歌を作るという意見も出たが「歌詞は自然、情景、希望など伊那市の姿がうたわれ、3地域を表した内容」として決定。
花は「全域に桜の名所があり『日本一の桜の里づくり』を目指している」、木は「春の芽吹きと秋の紅葉が美しく、強い生命力を持ち合わせている」、鳥は「南アルプスに生息し、アルプスを象徴する」などを理由に、それぞれ選んだ。表記は、ひらがなに統一。▽旧高遠町・長谷村の歌は、各地域で歌い継がれるように▽ライチョウは絶滅しないよう保護に努めて竏窒ネどを付記した。
選定委員会は6月中旬から5回にわたって検討。旧3市町村の歌を実際に聞いたり、状況を把握したりして候補を絞った。