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県縦断駅伝 きょう号砲

「上伊那」チーム 総合力底上げV奪還

県縦断駅伝 きょう号砲

 第56回県縦断駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)は17、18日、長野市から飯田市までの21区間218・4キロのコースで郷土の代表15チームが健脚を競う。長野市に連覇を阻まれた前回の雪辱を晴らすため、一丸となった上伊那は2年ぶり、34回目の総合優勝を誓う。
 昨年の大会で長野市と5分差で敗れた上伊那は、前回、上位争いの中で「粘り負け」した若手選手の奮起で総合力は確実に底上げされた。メンバー27人中12人を入れ替え、就任2年目の清水監督は「去年(の長野市)と比べて十分に戦える戦力が整った」という。
 清水監督は1日、2日目と序盤にリードを奪い逃げ切る考え。
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 初日1区は、箱根駅伝を控える東京農大の有賀を起用。1万メートル30分10秒前後の走りでチームに勢いをつけたい。4区は上島。上位争奪の要となる1日目最長16・4キロには前回20区で区間新のエースを惜しみなく投入する。
 中盤は8区の守屋、9区の鈴木と、いずれも前回同区間で区間賞に輝いた2人を中心に県縦常連者で固める。チーム最年長の守屋は「この大会に向け準備は整っている。昨年より良い状態で臨める」と自信を口にする。
 上伊那にとって苦戦が続く後半、白樺湖縲怺摶・フ10区下りは2年ぶりの出場となる唐木に期待。「精神的にも強く、絶好調」と監督の信頼は厚い。
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 2日目スタートの13区でもスタートダッシュ。小林太は最近、5千メートルで自己記録をマークするなど調整は万全だ。
 上伊那入りする16区には前回、肉離れで実力を発揮できなかった北原がリベンジを誓う。北原は若手選手のリーダーとして底上げにも貢献。「今年は順調に年間を通して練習できた。地元を先頭で走れるよう、持てる力を出し切りたい」と意気込む。
 女子区間の18区はふるさと選手の宮下、19区は県中学駅伝で活躍の小林純が走る。大会両日を通して最長17・0キロの20区は滝沢。アップダウンの激しいコースは各チーム実力者をそろえるが好調を維持する滝沢は「挑戦するつもりで臨みたい」と上を見据える。
 最終区はチーム最多17回の出場を誇る細田。アンカーを願い出た細田は「チームの順位を上げることと、区間優勝を狙う」と決意する。

 15日夜、伊那市役所で上伊那チームの結団式があり、清水監督は「個々の力を信じてたすきをつなげば、前回優勝の長野市との差は縮めれる」。上島主将は「昨年の大会が終わってからそれぞれ練習に明け暮れた。地元の声援を力に日ごろの練習を信じたい」とそれぞれ優勝を誓った。
 選手は初日、岡谷市を目指して午前8時30分、長野市をスタート。地元入りするのは、18日午前9時40分ごろの予定となる。

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