県縦断駅伝 力を出し切れず上伊那3位
第56回県縦断駅伝競走大会(長野陸上競技協会など主催)の最終日は18日、松本市縲恃ム田市の9区間98・5キロであり、上伊那は通算タイム12時間2分20秒で3位となり、2年ぶりのV奪還はならなかった。全佐久が11時間52分53秒で初優勝、長野市が12時間2分4秒で2位、飯田下伊那が12時間10分51秒で4位だった。
上伊那は初日トップの全佐久と2分1秒差でスタート。逆転優勝を狙うが16区を走り終えた時点で3位に後退すると、その後は終始、長野市と2位争いを演じた。全佐久は初日トップを一度も譲らず、2位と9分11秒の大差をつけてゴール。上伊那は長野市と16秒差で3位に終わった。
第56回県縦断駅伝競走大会最終日の18日は、松本市縲恃ム田市の9区間98・5キロで郷土の代表15チームが健脚を競い、2日目を2位でスタートした上伊那は、通算タイム12時間2分20秒の3位に終わった。初日首位の全佐久がトップを走り続け優勝し、2位は前回優勝の長野市となった。
2分1秒のビハインドを追う上伊那は逆転優勝を誓うが、全佐久の2日目スタートダッシュを受け、流れをつかめなかった。女子区間の18区で宮下、男子中学生区間の19区で小林純、アンカーの21区で細田がそれぞれ区間2位と健闘するが巻き返しはならず総合3位でレースを終えた。
上伊那の2日目の順位は4位。独走態勢の全佐久を追い切れず、1分4秒差で後を追ってきた長野市には16秒差で逃げ切られた。清水監督は「実力通りの力を出した全佐久に完敗。(大会を通じて)長距離区間で差が出てしまった。どこでも走れる選手を育てていかないと」と課題を再確認し、上を向いた。
一斉スタートの13区で出遅れ、その後も徐々に差を広げられると16区を走り終えた時点でトップとの差は通算約9分に。上伊那はこの間、14区丸山の区間3位が精いっぱい。それでも地元の応援が集中した17縲・9区間では力を発揮。最終区では6番手でたすきを受けた細田が4人抜きの見せ場を演じた。
4度目の県縦で初レースの17区田中は、指揮官の期待にこたえ区間3位、繰り上げスタートとなった18区では宮下がふるさと選手として好走した。19区の駒ヶ根中継所には、300人以上が沿道に集まり地元選手を応援。19区小林純は「声援が励みになった」と力走した。