一般財源分5%削減で、村来年度予算編成方針
宮田村は16日、一般財源分の予算を本年度当初予算比で5%削減し、予算額を本年度当初とほぼ同程度の32億円を目標とする来年度の予算編成方針を示した。引き続き子育て支援の充実を重点施策に掲げたほか、ゴミの減量化をはじめ環境配慮も盛りこむなかで、清水靖夫村長はマンネリ解消と、横並びの発想からの脱却を職員に投げかけた。
職員を集めた編成方針会議で説明。清水村長は活発な村民の取り組みに対し、行政側の対応が遅れていると指摘した。
住民自治の強化を一層促すために、庁内においても連携して協働する仕組みを構築するよう要望。構造改革を強く求めた。
編成方針では、各種団体への補助金見直しをはじめ、前例踏襲ではなく必要なものを積み上げる「ゼロベース予算」を継続。
小学校などの耐震補強工事や起債の繰り上げ償還などに備え、基金への積み立ても行いたいとしている。