駒ケ根市立博物館歴史講座
駒ケ根市立博物館は歴史講座「伊那のろう城戦の実態を探る」の第1回講座「前哨戦 市原の合戦」を市文化センターで開いた。講師は郷土史に詳しい博物館学芸員の田中清文さん。田中さんは、12世紀に起こった源平合戦は大田切郷城の戦いによって火蓋が切られた竏窒ニ説明=写真。駒ケ根市内の地図を示しながら「その決戦3日前に起きたのが市原の合戦。戦場は特定されていないが、市原は『市処』または『市所』が由来と考えられ、その地名が近くにみられることなどから、大御食神社の付近であったと推定される」と話し、聴講者の興味を引いていた。
講座は第2回(11月25日)「本戦 大田切郷城の戦い」、第3回(12月2日)「大徳王寺城の戦い」と続く。
途中からの受講も可。問い合わせ、申し込みは博物館(TEL83・1135)へ。