箕輪町が企業拡張用地を伸光製作所に売却
箕輪町は21日、町内企業拡張用地として取得していた木下中条地区の土地6060・29平方メートルを伸光製作所(本社・箕輪町木下、河野哲郎社長)に売却した。町役場で平沢豊満町長と河野社長が契約書に調印した。
伸光製作所は、プリント配線板・半導体用パッケージ基板の設計、製造、販売をしている。06年春ころ、事業拡張のため同社西側のリズム時計工業(本社・埼玉県さいたま市、大川康寛社長)所有の土地取得を町に相談。町が2社と話し合いを進め、8月にリズム時計工業から土地を買収し、今回、伸光製作所に売却した。価格は約1億8332万円。
伸光製作所は、取得した土地に工場を建設する計画で、半導体用パッケージ関連の事業拡大のため08年度に利用計画の詳細を決定し09年度以降に実行する予定という。
平沢町長は、「工業振興に取り組む町として大変うれしい契約。事業規模を拡大していく既存企業を大切にしていかないといけないと思っている。今後も箕輪の地をベースにさらに事業拡大を図っていただきたい」とあいさつ。河野社長は、「来年は創業50年を迎える節目に土地取得でき、いいビジネスチャンスをいただいたと感謝している。これを機に、経営理念の第一に掲げる社会貢献を一層推進したい」と話した。