伊那北高生測量実習
総合的な学習の一環で伊那北高校普通科の1年生3人は22日、駒ケ根市の測量、土地造成業の緑地計画(福沢浩社長)を訪れ、測量の歴史や技術などを学んだ。生徒らは福沢社長と従業員の測量士らに測量の基礎についての講義を受けた後、屋外の道路などへ出て機器を使った実習に取り組んだ。
生徒らは測量士の指導を受けながら測量機器の正確な設置方法や、目標までの距離、高さの測定方法などを実際に体験=写真。正確なデータを取ろうと苦労しながらも、懸命にレンズをのぞいたり数値を読み取ったりしていた。人工衛星の電波を利用して正確な測定ができる最新のGPS(全地球測位システム)測量を体験した生徒らは、先端技術の素晴らしさに一様に驚きの声を上げていた。
これまで知らなかった測量技術の現場を目の当たりにした生徒らは「測量は想像していたよりもはるかに難しい。プロの仕事ぶりに感心した」と話していた。