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第55回上伊那郡縦断駅伝 駒ヶ根市3年ぶりV

8市町村15チーム 初冬の伊那路で健脚競う

第55回上伊那郡縦断駅伝 駒ヶ根市3年ぶりV

 第55回上伊那郡縦断駅伝競走大会は25日、駒ヶ根市縲恍C野町の6区間38・1キロを舞台に8市町村15チームが健脚を競い、駒ヶ根市が2時間6分53秒で3年ぶりの優勝を飾った。2位は2分37秒差で伊那市、3位は辰野町だった。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催。KOA特別協賛。
 駒ヶ根市は序盤の1区北原(トーハツマリーン)、2区福沢純(上伊那農高)が連続区間賞の好走。3区浦野(赤穂小教員)は区間2位の安定した走りを見せ、前半をトップでゴールした。一斉スタートの後半は4区滝沢(ジェルモ)が区間新記録の快走で2位以下を大きく引き離し、5区小林(内堀醸造)、6区田中(トーハツマリーン)がともに区間2位の好走で首位を独走した。
 連覇がかかった伊那市は前半、萩原(ジェルモ)、守屋(嬉楽Q)、高橋(伊那弥生高)がいずれも区間3位以上の好走で2位。後半一度は順位を落としたが、アンカーの鈴木(ジェルモ)が区間優勝の走りで2位に浮上した。
 辰野町は序盤で出遅れたものの、3区山口(上伊那農高)、5区上島通(平井星光堂)の区間優勝で一時は2位まで順位を上げた。しかし、最終6区で伊那市にかわされ、及ばなかった。

 第55回上伊那郡縦断駅伝競走大会は、駒ヶ根市縲恍C野町の6区間38・1キロを舞台に8市町村が熱戦を展開した。前年と比べ4チーム多い15チームが出場。全区間で一度も首位を譲らなかった駒ヶ根市が独走し、3年ぶりの優勝を果たした。2位は連覇を狙った伊那市、3位は若手中心に選手を組んだ辰野町だった。
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 駒ヶ根市の代表、駒ヶ根市Aは県縦断駅伝選手5人をそろえ例年にない磐石の態勢で挑んだ。1縲・区を区間2位以上と快走し、2位と2分37秒の大差をつけて18回目の優勝を達成した。下島監督は「どの区間も順当に走ってくれた。久しぶりによいレースができた」と顔をほころばせた。
 1区北原(トーハツマリーン)は序盤から先頭集団に付くと上り坂が始まる約3・5キロ地点から徐々にペースアップ。得意の上りで後方を引き離し、区間賞を手にした。続く福沢純(上伊那農高)も2区で区間優勝。練習不足だったが前半戦の難所・ス火山峠越え・スを下りでラストスパート。「逃げ切るので必死だったが役割を果せてうれしい」と笑顔を見せた。
 3区浦野(赤穂小教員)が区間2位で走ると前半を首位で終える。チームは後半最初の4区でもスタートダッシュした。滝沢(ジェルモ)は序盤から快足を飛ばし、自身が同区間で2年前に記録した区間記録を更新し、独走態勢をつくった。5、6区の小林(内堀醸造)、田中(トーハツマリーン)はそれぞれ区間2位で走り、一度も首位を譲らなかった。
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 伊那市Aは1縲・区間で選手それぞれが区間3位以内で粘りトップと30秒差の2位で前半を終える。後半、逆転優勝を目指し、たすきをつないだが2年連続優勝を果たすことは叶わなかった。桜井監督は「今日は駒ヶ根市に完敗。最初から追う形で厳しかったが選手みんな、よく頑張ってくれた」と健闘を称えた。
 1区萩原(ジェルモ)は、「得意の下り坂でペースを作れなかった」としたが、それでもトップと13秒差でつないだ。その後も各選手が通算タイム2位をキープするが終盤で3位に。しかし、6区鈴木(ジェルモ)が区間優勝の激走でチームを2位に浮上させた。
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 前回2位の辰野町は、高校生と社会人の昨年とほぼ同じメンバーで戦った。前半を4位で終えると一時、順位を2位まで上げたが最終区で落ちた。上島監督は「最低目標は達成できたがもう少し各選手が頑張れれば、上位を狙えた」と来年の巻き返しを誓った。
 前半の3区山口(上伊那農高)、後半の5区上島通(平井星光堂)がそれぞれ区間優勝し、チームに勢いをつけた。上伊那のエース上島通は昨年、同区間で自身がマークした区間記録と6秒差の快走。区間2位に対し、1分10秒の力の差を見せつけた。

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