元気が出てくる講演会
駒ケ根市の製造企業などでつくるテクノネット駒ケ根(山下善広代表幹事)が窓口となって27日、一橋大大学院商学研究科の関満博教授による「元気が出てくる講演会」が市内2会場で開かれた。駒ケ根工業高校は午後2時から「企業が求める人財像 君たちはダイヤの原石だ」を同校で、駒ケ根商工会議所青年部は午後6時45分から「若者のやる気が地域を育てる 地方小都市の経営者は何をすべきか」を駒ケ根商工会館でそれぞれ開いた。
駒ケ根工業高校の講演には同校の全校生徒と保護者などが参加し「日本の将来は若い君たちの肩にかかっている」とする関教授の話を聴いた。関教授は、中国の若い企業家の物作りにかける情熱を紹介し「今の中国は戦後の日本に似ている。当時は頑張って製品を作ればもうかる時代だった」と話した上で「だが時代は変わった。これからは、昔の成功体験を持たない若い人たちが新たな発想で切り開いていくことが求められる時代だ」と熱っぽく訴えた。