駒ケ根市協働のまちづくり基本条例提案延期へ
駒ケ根市は市議会12月定例会での成立を目指して準備を進めてきた(仮称)「駒ケ根市協働のまちづくり基本条例」の今議会への提案を見送る方針を固めた。28日開いた会見で中原正純市長が明らかにした。1月28日限りでの退任を決めている中原市長は理由について「(12月議会に)提案したいと考えていたが、まだ市民の理解度や意見が不足していると認識している。もう少し時間をかける必要がある」とした上で「市長選もある。市民の意見を聞くなどして、新市長の下で引き続き研究し、できるだけ早期に制定してほしい」と希望を述べた。
条例案は5日の議会開会に先立って3日に開かれる議会全員協議会で説明される。
協働のまちづくり基本条例制定に向けては「駒ケ根市第2次改革と創造へのまちづくり推進市民会議」が市が示した素案の検討結果について意見、提言を付記して10月に市に報告したほか、市のホームページなどを通じて市民の意見を募ってきた。