上農で図柄入りリンゴ収穫
南箕輪村の上伊那農業高校園芸科学科食用植物コース選択生2年生は27日、同校で栽培している図柄入りリンゴの収穫を行った。
リンゴが色づく前にシールを張ることによって、シールの黒い部分だけ赤くならずリンゴに図柄が入るというもので、同校では毎年栽培している。
シールの張ってあるリンゴをひとつひとつもぎとっていく生徒たち。しっかりと図柄が入っているか、心配するようにリンゴを見る。収穫したリンゴはシールを張ったまま箱詰した。
「合格祈願」という図柄の入ったリンゴ10キロ入り5ケース分は、同校と交流のある東京都武蔵野市立第三中学校へ送るとのこと。両校の交流が始まって以来、図柄入りリンゴの贈答は恒例となっている。
園芸科学科を教えている北原千歳先生は「こういった交流を通じて、東京の人たちが長野県産の農産物に興味を持ってもらえれば」と語った。