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安心な地球環境を未来の子どもたちに残すため、環境問題を考える大切さを伝える
かえるの会

安心な地球環境を未来の子どもたちに残すため、環境問題を考える大切さを伝える<br>かえるの会

 11月なのにハイビスカスが咲いた。この上伊那で。昔は恵比寿講の時期には雪が舞っていたのに。それを「危機感」とはとらえにくいけど、やっぱり「これでいいのかな」って考えてみて、地球温暖化は人ごとでないと感じるのが大切竏秩B
 上伊那在住の有志でつくる「かえるの会」が発足したのは昨年のこと。メンバーはみな、県の地球温暖化防止活動推進員で、要請を受けて地球温暖化の仕組みや二酸化炭素の排出状況などを一般の人たちに知ってもらうためのボランティア活動を展開している。
 主婦や会社員、定年退職者など、会員の立場はさまざまなだが、だからこそ、いろんな取り組みを知ることができ、互いの励みにもなるという。
 それぞれ忙しい時間の合間を縫って活動に参加しているため、一同に集まるのはなかなか難しいが、互いに学び合って知識を共有したり、研修に参加したりしながら、今の地球で起きているさまざまな事実を学び、自分たちにできることを模索してきた。
 昨年は地球温暖化をテーマとした劇を創作し、中川村で上演。温暖化対策の大切さを訴えた。
 「今、環境問題のCMで『知っているけどやっていない』ってやっているでしょ?そういうことが生活の中にたくさんある。それは個々の取り組みが多いけど、その積み重ねが大切。だからこそ、さまざまな人たちに伝えていきたい」と思いを語る。
 一方で、これから地球を担う若い世代ほど、エネルギーの使い方に無頓着である現状には、強い危機感を感じている。
 「そりゃ、おれたちの生きているうちは普通の生活をしていても何ら支障はないかもしれないけど、子どもたちは先が長い」
 「その付けは全部子どもたちが払うことになる。そのことを若い人たちにも強く感じてもらいたいし、子どもたちには安心な地球を子どもたちに引き継いでいきたい」
 ◇ ◇

安心な地球環境を未来の子どもたちに残すため、環境問題を考える大切さを伝える<br>かえるの会

現在は小学校や地区の公民館などで出前講座を開きたいと考え、準備を進めている。
 45億年前にオゾン層ができたお陰で、人間や動物が地球に住めるようになったこと、そのオゾン層を人間が放出したフロンが破壊していること、それにより地上に降り注ぐ紫外線が強くなり、カエルなど、さまざまな生物の生態にも影響を与えている可能性があること竏秩Bこれまで学んだことをベースに、地球温暖化の仕組みや自分たちにできる取り組みを分かりやすく伝えられるよう工夫。イラストを準備したりプロジェクターの使い方を学習中だ。また環境問題に取り組む大切さをいかにして理解してもらうかも重要なことだと考えている。
 「こんな長い地球の歴史の中で、ほんの少ししか生きていない人間が地球を壊している。そのことをもう一度考えてもらいたい。できれば、こうしたことを子どもたちに伝える機会を1回でも多く持つことができれば」
 出前講座に関する問い合わせはかえるの会(TEL78・2053)三沢さんへ。
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安心な地球環境を未来の子どもたちに残すため、環境問題を考える大切さを伝える
かえるの会
 11月なのにハイビスカスが咲いた。この上伊那で。昔は恵比寿講の時期には雪が舞っていたのに。それを「危機感」とはとらえにくいけど、やっぱり「これでいいのかな」って考えてみて、地球温暖化は人ごとでないと感じるのが大切竏秩B
 上伊那在住の有志でつくる「かえるの会」が発足したのは昨年のこと。メンバーはみな、県の地球温暖化防止活動推進員で、要請を受けて地球温暖化の仕組みや二酸化炭素の排出状況などを一般の人たちに知ってもらうためのボランティア活動を展開している。
 主婦や会社員、定年退職者など、会員の立場はさまざまなだが、だからこそ、いろんな取り組みを知ることができ、互いの励みにもなるという。
 それぞれ忙しい時間の合間を縫って活動に参加しているため、一同に集まるのはなかなか難しいが、互いに学び合って知識を共有したり、研修に参加したりしながら、今の地球で起きているさまざまな事実を学び、自分たちにできることを模索してきた。
 昨年は地球温暖化をテーマとした劇を創作し、中川村で上演。温暖化対策の大切さを訴えた。
 「今、環境問題のCMで『知っているけどやっていない』ってやっているでしょ?そういうことが生活の中にたくさんある。それは個々の取り組みが多いけど、その積み重ねが大切。だからこそ、さまざまな人たちに伝えていきたい」と思いを語る。
 一方で、これから地球を担う若い世代ほど、エネルギーの使い方に無頓着である現状には、強い危機感を感じている。
 「そりゃ、おれたちの生きているうちは普通の生活をしていても何ら支障はないかもしれないけど、子どもたちは先が長い」
 「その付けは全部子どもたちが払うことになる。そのことを若い人たちにも強く感じてもらいたいし、子どもたちには安心な地球を子どもたちに引き継いでいきたい」
 ◇ ◇
 現在は小学校や地区の公民館などで出前講座を開きたいと考え、準備を進めている。
 45億年前にオゾン層ができたお陰で、人間や動物が地球に住めるようになったこと、そのオゾン層を人間が放出したフロンが破壊していること、それにより地上に降り注ぐ紫外線が強くなり、カエルなど、さまざまな生物の生態にも影響を与えている可能性があること竏秩Bこれまで学んだことをベースに、地球温暖化の仕組みや自分たちにできる取り組みを分かりやすく伝えられるよう工夫。イラストを準備したりプロジェクターの使い方を学習中だ。また環境問題に取り組む大切さをいかにして理解してもらうかも重要なことだと考えている。
 「こんな長い地球の歴史の中で、ほんの少ししか生きていない人間が地球を壊している。そのことをもう一度考えてもらいたい。できれば、こうしたことを子どもたちに伝える機会を1回でも多く持つことができれば」
 出前講座に関する問い合わせはかえるの会(TEL78・2053)三沢さんへ。

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