南箕輪村予算編成方針説明会
南箕輪村は30日、08年度予算編成方針説明会を役場で開いた。「安全で安心して暮らせる子育て・福祉・教育に優しい村づくり」と「活力と元気をはぐくむ村づくり」を目指し、第4次総合計画に基づく事業選択と、全事務事業の原点に戻った検証、徹底した歳出削減を指示した。
唐木一直村長は、「職員の英知を結集し、村民が元気で安心して暮らせる予算になるようお願いしたい。行政の役割は本当に困っている人をどう支援できるか。そういう予算付けができれば一番いい」と話した。
「任期中最後の予算編成。公約のより一層の推進を考えた」とし、主な施策にハード面は09年度建替えを計画する南原保育園の設計と駐車場の用地取得、大芝高原味工房を含めた周辺整備、学校校舎の整備、下水道整備、ソフト面では奨学金制度、学童保育料の引き下げ、中学3年生までの医療費無料化などを挙げ、「村民のためになる予算付けを」と指示した。
10年度までの各課実施計画では各年度大幅な財源不足が生じる見通しで、予算編成の留意事項として▽制度的な見直しまで立ち入った徹底した歳出の見直し▽未収金の積極的な回収▽白紙状態からの事業見直し-などを示した。