伊那・高遠両消防署が県防災災害航空隊との連携訓練
伊那市の伊那・高遠両消防署は28日、県防災災害航空隊との連携訓練を同市美篶スポーツ公園敷地内で行った。両消防署と同隊との連携訓練は今回が初めて。合わせて45人が参加し、県消防防災ヘリコプター「アルプス」への揚収や救助隊への引継などを訓練した。
06年には伊那・高遠両消防署で「アルプス」を9件、佐久総合病院の「ドクターヘリ」を6件、それぞれ要請している。今後さらに要請件数が増加する可能性を踏まえ、連携技術などの向上を目的としている。
揚収訓練は救助者を固定して乗せる「バーチカルストレッチャー」を空中のヘリに引き上げた。引継訓練は着地したヘリから「バーチカルストレッチャー」を降ろし、両消防署の救急隊が搬送する。引継、揚収を1セットとして、3セットの訓練をした。
その後、県消防防災航空隊による自隊訓練や、管内危険箇所への偵察飛行なども行った。
伊那消防署救助隊の山岸浩示隊長は「訓練を通じて連携が取れるのは有意義なこと」と語った。