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駒工の存続を求める伊南地区決起集会

駒ケ根工業高校を育てる会

駒工の存続を求める伊南地区決起集会

 県教育委員会が6月、駒ケ根工業高校を赤穂高校に統合するなどとした高校再編整備候補案を公表したことを受け、伊南4市町村と各教育委員会、議会、小中学校PTA、駒工同窓会らでつくる「駒ケ根工業高校を育てる会」は31日「駒工の存続を求める伊南地区決起集会」を駒ケ根市文化会館で開いた。呼び掛けに応じた市民ら約200人が集まって意見を交わし、県教委に対して再編案の白紙撤回を強く求めることなどを柱とする集会宣言を採択した。
 参加者からは「県教委は地域の状況をまったく考えていない。一刻も早く再編案の白紙撤回を」「製造品出荷額が県下10地区で2位という上伊那の物づくりを支えてきた工業高校をなくしてしまうわけにはいかない」「第3通学区推進委員の14人中6人が諏訪地区というのは不公平だ。到底納得できない」など、統合は絶対反対とする意見が相次いだ。
 駒ケ根工業高校は1942年、赤穂農商学校福岡農場として発足、61年に工業課程が新設され、64年に赤穂高から分離独立した。現在は機械、電気、情報技術の3科に計約330人の生徒が学ぶ。卒業生の進路はこの10年間進学と就職はほぼ半数ずつで推移し、就職先の大半は地元の製造企業。

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