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05衆院選 立候補者の横顔(2) 宮下一郎氏(47) 自民党

05衆院選 立候補者の横顔(2) 宮下一郎氏(47) 自民党

 「あくまで地域、特に中山間地の視点に立って構造改革を」窶伯セ葉に力がこもった。
 政府の郵政民営化法案に衆院採決の直前まで「反対」を唱えた。山奥まで郵便を届けるネットワークを残したい。過疎地の高齢者が頼る郵便局の貯金と保険の窓口業務を残したい窶煤u『小さな政府』をめざす構造改革は避けて通れないが、郵政ではそれだけは譲れなかった」と語る。
 父・創平氏の生地である長谷村を自らの故郷と呼ぶ。長野第5区が抱える広大な中山間地に暮らす人々への思いも強い。党内での議論の末、「充分満足はしなかった」が自説がある程度政府案に反映したと判断。「構造改革を進めるためには政局の流動化を避けるべき」との思いで、採決では賛成票を投じた。
 座右の銘は「着眼大局、着手小局」。郵政民営化法案をめぐっては、これを実践したといえるかもしれない。
 前回選挙の前、創平氏の秘書として12年間政治の中枢で働いた。その経験は、「1年生議員とは思えない働きぶり」(森喜朗元首相)に生かされている。
 だが、それを感じさせない「腰の低さ」「素直さ」を指摘する人も多い。年配者からは「一郎君」。同年代からは「一郎ちゃん」と親しく呼ばれるのもそのなせる技だろう。
 趣味は手品と写真撮影。不規則な食事で少し太り「カミさんに睨まれている」と笑う。
 現住所伊那市。妻との間に1女・1男。

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