韓国の研修団が宮田方式の今にふれた
集落営農などを学びたいと30日、韓国・忠清南道の農業者グループ16人が宮田村を訪れた。「宮田方式」と呼ばれる営農システムについて説明を受けたほか、リンゴや山ぶどうの転作地などを視察した。
一行は、韓国の全国的な農業組織「全国農民会総連盟」に加わっている若手農業者。28日から1週間の日程で、新潟県の魚沼や伊那谷など、各地の農業現場を見学している。
宮田村では、村の担当者が「宮田方式」について説明。
農地の所有と利用を分離し、かつては画期的な集落営農だったことを話したが、担い手不足などで方式そのものが行き詰まっていることも伝えた。
研修団長の金相賢さんは「韓国でも10年後には後継者問題が社会問題になる可能性がある。農民の地位を高め、豊かになる方策を考えなければ」と話していた。