名物丼に学べ、飯綱町商工会が視察
名物丼を立ちあげて地域振興に力を注ぐ宮田村商工会青年部の取り組みにヒントを得ようと、新潟県境に近い飯綱町商工会商業部が同村へ視察に訪れた。飯綱町でも地元食材を用いた地域おこしの検討が始まっているが、宮田村の若者の意欲と情熱にふれ「活気に満ちてすばらしい。参考にしたい」と話した。
飯綱町から商工会商業部、女性部、さらに町役場の担当者13人で来村。
宮田村商工会青年部の小田切等部長ら役員が迎え、名物丼「紫輝彩丼」の開発から誕生に至る経緯、現状の課題と今後の展望について解説。
「青年部はとにかく村を良くしたいと活動している。丼をつくったのも地域を活性化させようと始めたこと」と話した。
レシピを公募するなど常に住民を巻き込み開発してきた名物丼に、飯綱町側の参加者は興味深げ。
質問も次々挙がったが、懇談を終えてある男性は「型にはまるのではなく、気軽に柔軟に発想していければ、我々にもチャンスがあると思う」と、宮田村の取り組みを聞き手応えをつかんでいた。
飯綱町では黄金シャモやリンゴ生産が盛ん。それら地元食材を活用したメニューづくりは、商工会先導で検討に着手したばかりだ。
先進地視察なども行っているが、商業部会長の服田邦夫さんは「将来食のコンテストをやりたいと考えているが、宮田村の若者の熱意に感服した。何をやるにも若い人の力が必要ですね」と話した。