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2511/(月)

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単年度赤字あるも財政改善へ、村の財政見通し

 宮田村は本年度から3年かけて村債の一部1億2500万円を繰り上げ償還する計画となり、昨年作成した2011年度までの中期財政見通しを修正した。08年度に8700万円、10年度に1100万円の単年度収支で赤字を試算したが、本年度21・4%の実質公債費比率は11年度に11・8%まで低下すると見込み、中長期的に財政改善が進むと示した。
 修正によると、借金にあたる公債費は本年度6億2100万円(うち元金償還分は5億3千万円)だが、11年度には3億8800万(うち元金償還は3億3700万円)にまで減ると試算した。
 実施予定の繰上げ償還は金利5%以上で借りた公的資金分で、本年度3700万円、08年度に7400万円、09年度に1400万円を予定。
 同資金を繰り上げ償還した場合には1200万円の補償金を没収されるが、今回有利な返済が可能となり、村は国へ申請を行っている。
 一方で、中期財政見通しで計画していた村民会館建設時の村債の一部2億4300万円の繰上げ償還は当面実施しない。
 また、本年度、09年度の繰り上げ償還にあてる財源は一般会計から捻出するが、08年度は多額でもあり4200万円積み立ててあった減債基金を全額取り崩すなどして対応を図る。
 14日の村議会全員協議会で説明した。

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