伊那商工会議所女性会がTシャツ寄贈
伊那商工会議所女性会(小池みほ会長)は12日、伊那市のビルメンテナンスなどを手掛ける南信美装伊那(吉沢文男社長)を訪れ、同社に会員から集めた不要な夏物Tシャツ350枚を託した。Tシャツは同社を通じ、08年2月にフィリピンの貧しい人たちに送られる。
南信美装の吉沢社長は「彼らにとって衣類はとても貴重です。本当に喜びます」と述べた。
Tシャツの寄贈は女性会初の試みとなる。環境問題に取り組んでいる女性会は、6月にリサイクルなどに取り組んでいる南信美装伊那に視察研修に訪れた。その際、「女性会として環境問題に対して何かできることはないか」との質問に吉沢社長はそれならば、とフィリピンでゴミの山で生活する人たちへのTシャツの寄贈を提案した。
吉沢社長は「捨てられた衣類が燃やされると環境にもよくない。送れば人も救われるし、とても良いこと」と話す。
「ぜひ継続していきたい」と小池会長。「今回は会員から集めたものだったが、物産展などで一般の人にも呼びかけていきたい」と意気込みを語った。