地域食材の日
生産者と給食で交流
飯島町の3小中学校は1日、新鮮で安心、県産ほぼ百%の食材を用いた給食で、長野県や飯島町の良さを実感し、児童、生徒の食べ物や農業への関心を高める「地域食材の日」を実施した。
このうち、飯島小学校では、キュウリ生産者の杉原和男さん=山久=、スイカ栽培の羽生章二さん=岩間=、カボチャを低農薬で栽培する米山節子さん=本郷=、ニンジンをぼかし堆肥で栽培する唐沢義一さん=石曽根=を招き、4クラスに分かれ、野菜中心の給食を囲んで交流を深めた。
この日の献立は、米山さんのカボチャ、唐沢さんのニンジンがたっぷり入った夏野菜カレー、塩イカのサラダ、すずらんハウス(駒ケ根市)の飲むヨーグルト、ごはんは飯島町産のコシヒカリを用い、デザートは飯島町の幸水ナシを用意した。
このうち、カボチャ生産者の米山さんを迎えた4年1組(土橋浩一郎教諭、28人)では、自分たちも畑でキャベツを栽培しているとあって、「野菜を作る時、気をつけていることは」「虫がついたら、どうするの」など、日ごろ疑問に思っていること、困っていることなどを率直に聞いた。
米山さんは「野菜栽培は土が大事、化学肥料を使わず、堆肥で栽培している。危険でない農薬を使って、回数は2回までとしている」と具体的に答えた。
この後、児童らはおいしい給食を味わいながら、生産者の苦労、食べ物の大切さをかみ締めた。