芋焼酎「大芝の華」完成祝う
いも焼酎南箕輪会初の取り組み
南箕輪村に今年発足した「いも焼酎南箕輪会」(12人、藤沢久人会長)は19日夜、上伊那産サツマイモを原料にした芋焼酎「伊那八峰」の南箕輪ブランドとして初めて完成した芋焼酎「大芝の華」の試飲会を大芝荘で開いた。会員や作業に参加した有志、来賓ら35人が「飲みやすい」「うまい」と新酒を酌み交わした。
南箕輪開発公社が、大芝高原温泉の開湯10周年と大芝の湯・味工房オープン5周年記念事業の一環で、南箕輪ブランド作りを企画。芋焼酎「伊那八峰」への参画を計画し、有志で発会した。「大芝の華」の名称は、06年度に誕生している南箕輪ブランドの清酒「大芝の夢」との将来的なセット販売も考慮して決めた。
6月に村内の休耕田17アールに焼酎用サツマイモ「黄金千貫」の苗3200本を植え、除草や植え直しなどをして10月に4982キロ収穫。喜久水酒造(飯田市)で醸造した。
試飲会で藤沢会長は、「初めて焼酎用のイモを作ったが、皆様のおかげで、天候にも恵まれていい収穫ができた。今日は思う存分味わってほしい」とあいさつ。参加者は、「香りがよくて、甘みがある」「皆で畑で作ったイモから出来たと思うとうれしい」と話していた。
1本720ミリリットル入り1250円。村内では酒販売6店で扱っている。