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伊那ジュニアアスリートクラブ

 伊那市総合型地域スポーツクラブに小学生を対象とした陸上競技教室が誕生した。同クラブの中地区、東部地区クラブの合同企画。11月上旬から、市内の小学4縲・年生約60人が市陸上競技場を主会場に月2回のペースで活動する。待ちに待ったクラブの開設に児童たちは喜んでいる。
 市内には軟式野球やバスケットボールなどの球技クラブはあるものの陸上競技に取り組むクラブは珍しい。各小学校でも陸上大会に向け、春先の期間のみ活動することはあるが通年で取り組まないため、同スポーツクラブに保護者から要望が集まっていた。
 子どもたちの「走ることが好き」「もっと早く走りたい」との想いに答え、クラブを開設するためには指導者確保が課題となった。そのために、中学校の陸上部顧問や陸上経験者の社会人たちの協力を得て、開設することにこぎつけた。市内の小学校に募集チラシを配ると、一週間で申し込みが殺到した。
 練習は、敏しょう性を養うためのミニハードルやラダーを使った練習やランニングなどの基礎トレーニングが中心。指導者たちも「陸上を楽しんでもらうための飽きさせない運動を取り入れている」。春先からは種目別練習が本格的に始まる予定だ。また、中学校の陸上部員も一緒に参加しているため、異年齢間で交流が深まっている。
 体を動かすことを楽しんでもらいたい竏窒ニいうのが運営する側の第一の目的。「陸上競技場という本格的な練習場所で活動できることを子どもたちも喜んでいる」という。今年度の活動は3月までで、来年度以降も新しいクラブ員を集め、継続していく考えだ。
伊那市陸上競技場で練習するクラブ員

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