上伊那初の福祉灯油券配布を議決
飯島町議会閉会
飯島町議会は20日、本会議を開き、先に上程されていた条例1件、追加提案した上伊那初の福祉灯油券購入費を盛り込んだ一般会計補正予算、意見書4件を原案通り可決し、閉会した。
高坂町長は「原油価格高騰に伴う緊急対策事業として、高齢者世帯など生活弱者の経済的負担を低減し、在宅福祉の向上を図ることが目的。福祉灯油券で暖かい新年を迎えてもらえれば」と提案説明した。
福祉灯油券配布事業200万円は予備費を充当する。
対象世帯は高齢者(70歳以上)のみの世帯、身体障害者、知的障害者のいる世帯、児童がいるひとり親、生活保護世帯などで、世帯主の収入額99万101円未満、世帯員1人に付き33万円を加算。
該当世帯主からの交付申請を受け、審査し、給付決定し、福祉灯油券6枚を交付する。灯油券の表示は灯油18リットル。有効期限08年3月31日。
対象世帯は約200世帯。該当者に郵送で申請依頼するほか、民生児童委員や介護専門員に該当世帯を訪問し、説明する。このほか、ケーブルテレビや町公報で周知を図る。
なお、議員発議の意見書は▽上伊那圏域において安心して安全な出産ができる環境を整えるための対策と援助を求める▽深刻な医師不足を打開するための法律の制定を求める▽看護師等の人材確保の推進に関する法律」の改正を求める▽道路特定財源の税率延長等に関する意見書など。