県伊那文化会館で「音楽家気分でベーゼンドルファー」
県伊那文化会館は22日、同施設小ホールにあるベーゼンドルファーのピアノを、希望者に弾いてもらう「音楽家気分でベーゼンドルファー」を開いた。一人につき1時間ずつ、上伊那のピアノ愛好者ら8人が名器の演奏を堪能した。
同イベントは昨年度の冬と今年夏に開いており、08年1月12日にも8人が演奏を予定している。
スタインウェイ、ベヒシュタインとともにピアノメーカーの「世界御三家」と呼ばれるベーゼンドルファー。中でも同施設にあるのは・スインペリアル(皇帝)・スと呼ばれる最上級モデルの「290」。標準の88鍵の下にさらに弦が張られ、97鍵の鍵盤を持つピアノとして有名で、同施設ではもともと大ホールにあったが、より多くの人に演奏してもらおうと、小ホールに移した。
バッハやモーツアルト、久石譲などを演奏した市内の女性は「ぜんぜん音の響きが違う」と夢中になって演奏していた。