小学生が手作り門松販売
総合的な学習の時間で取り組んでいるアフリカン・ドラムの太鼓の皮などの補修費用に充てようと駒ケ根市の赤穂小学校6年2組(吉田大輔教諭、32人)は25日、手作りの門松を一般市民に販売した。児童らは門松をリヤカーに乗せたり手に持ったりして元気に学校を出発。太鼓などの鳴り物を交え「安いですよ」、「買ってください」などと大きな声を張り上げながら国道沿いの歩道を練り歩いた。沿道の商店や通りかかった人などが次々に集まってリヤカーをのぞき込み「どれにしようか」と品定めをして2つ、4つと買い求めていた=写真。
門松は高さ約37センチの「大」が800円、約25センチの「小」が500円。高野普校長が作り方を指導し、一人が4、5個ずつ、計約150個作った。教職員や保護者などの予約も多かったため、この日販売したのは約50個とあってたちまち完売となった。高さ約1・5メートルの特製の門松も別に数組作り、数日前に市内の医院や事業所などに販売した。
同クラスは昨年からアフリカン・ドラムに取り組んでいて、年末の門松販売も2年目。