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伊那中央行政組合議会 07年度補正予算など可決

 伊那中央行政組合議会12月定例会が27日、伊那市役所であった。専決処分1件、06年度決算2件を承認、07年度補正予算2件を可決した。
 伊那中央病院事業会計の07年度補正予算は、企業債に5560万円を追加。医師不足に伴う産科問題対応で、伊那中病の産科病棟の改修、08年度に増築する産婦人科外来診療棟の実施設計を盛った。産科病棟は4階にある分娩(ぶんべん)室を2室から3室に増やすなど改修。分娩台や監視モニターなど分娩に必要な医療機器もそろえる。
 伊那中央行政組合の一般会計補正予算は、19万円を追加し、総額を16億3300万円とした。
 伊那中央病院事業の06年度決算は、病院事業収益84億600万円(前年度比2・1%増)、病院事業費用89億4300万円(同4・9%増)だった。
 5億4900万円の赤字決算で、主な要因は伊那中病の建設や医療機器の購入にかかる償還。
 償還ピークが07年度であることから、監査委員から「07年度も赤字決算が予想されるため、10年度の黒字化に向け、経営改善と経営基盤の安定化に努めてほしい」と意見があった。
 1日平均の入院患者数は335人(前年度比16人増)。06年度に増床して394床としたが、4縲・月は前年度並みにとどまり、一般病床の利用率は85・9%と前年度の92・7%を下回った。
 外来患者は907人(同10人増)で、地域救急医療センターの時間外患者数は43人(同1人減)。
 未収金は10億2300万円。個人未収金は前年度比430万円の減少で、職員の取り組みに成果があった。

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