家族4世代で「子年」生まれ
宮田村大田切区の田中正登さん(64)の家族は、同居する4世代の8人中5人が子(ね)年生まれの・ス年男年女・スで、幸せに満ちた新年を迎えた。12年前の正月には誕生していなかった子どもたちも加わり「みんな元気に今年1年暮らしたい」と、家族の絆はますます深まるばかりだ。
子年は正登さんの父親で大正元年生まれの政徳さん(95)を筆頭に、正登さんの妻とみ子さん(59)、息子夫婦の雅章さん、鏡子さん=ともに(35)=、そして平成生まれの孫の翔子さん(11)。
4世代の大家族が一緒に暮らすことも少なくなりつつある時代にあって、干支がこれだけ重なることも極めて珍しいが、正登さんは「本当に仲が良い家族ですよ」と胸を張る。
何と言ってもこの12年間で大きく変わったのは、翔子さんと大雅君(7)の姉弟が誕生したこと。スピードスケートで活躍するなど行動的な2人が、常に明るい家族の話題の中心にいる。
「自分たちも気持ちが若くなる」と政徳さん、妻の江み子さん(91)。ひ孫の元気な姿に目を細める毎日だ。
「おじいちゃん、おばあちゃん(政徳さん夫妻)が元気でいてくれるからこそ」とは、とみ子さん。
年越しから正月3が日も家族団らんで過ごし、和やかな時間が流れた。