木下山車飾り準備進む
箕輪南宮神社祈年祭12、13日に奉納
箕輪町の木下山車(だし)飾保存会(蟹沢廣美会長)は、12、13日の箕輪南宮神社祈年祭に、今年も町民俗無形文化財の山車飾りを奉納する。新たに木ノ下駅前広場にも展示を計画し、小学生のクラブ「スマイル山車くらぶ」の舞台も含め6舞台の準備に励んでいる。
今年は、干支にちなんだ縁起物「ねずみと米俵」を神社入口の神苑池の上に展示。境内には「義経の弓流し」「桜田門外の変」「大石良雄 妻子との別れ」。スマイル山車くらぶは「ねずみの嫁入り」。駅前には「信玄と由布姫」を商工会南部支会、木下区初祭り実行委員会、保存会の共同で展示する。
保存会は11月下旬から、夜作業で人形作りや舞台組み立て、飾り付けなどをしてきた。縁起物の「ねずみと米俵」はすでに設置済みで、年末年始に稼働した。これから残りの舞台の飾り付けに取り組む。
02年発足の「スマイル山車くらぶ」は、小学4年生以上の11人が参加。11月から毎週土曜日に制作し、舞台への設置を終えた。
保存会は、「舞台に飾って細部の調整をし仕上げる。皆で一生懸命作った。ぜひ見てほしい」と話している。祈年祭当日は、恒例の山車飾りクイズもある。