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長藤診療所 診療棟の開所式

長藤診療所 診療棟の開所式

 老朽化などに伴い、移転新築している伊那市高遠町の長藤診療所で7日、診療棟の開所式があった。診療棟の完成で、今後、旧診療所を取り壊し、駐車場を整備する。3月のしゅん工を目指す。
 開所式には市関係者、地元区長ら約20人が出席。
 小坂市長は「医師不足が言われているが、幸い伊那中央病院は確保できている。診療所は医師1人のため、伊那中病と連携を図りたい」と述べ、地域住民の健康を守る拠点となることを期待した。
 式後、診療棟で診療が始まった。
 旧診療所は69年建設で老朽化していたため、耐震度の強化、段差解消や手すりの取り付けなど施設内のバリアフリー化することで、利用する高齢者らが診療しやすい環境を整えた。事業費は1億4千万円で、過疎対策事業債を充てる。
 診療棟は旧診療所の南側。木造平屋建て(延べ床面積430平方メートル)で、診察室やレントゲン室、事務室、畳の待合室などを設けた。

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