伊那市、箕輪町の出初め式
伊那市、箕輪町で6日、各消防団の出初め式があった。市中行進や式典などがあり、団員は気持ちを新たに、消防団活動への結束を固めた。
伊那市は市民会館で式典を開き、団員ら約千人が出席。
田畑安彦団長は「住民の身体・生命・財産を守るため、予防活動を強化している。火災件数は前年を下回り、火災報知器を普及することができた」と振り返り、勤務者が多く、団員確保が難しい現状に「地域の安全を守る奉仕者として、引き継ぐことが大切。自信と誇りを持ち、団員一丸となって取り組むことを期待する」と訓辞した。
そのあと、交通安全宣言をし、県消防協会功績章などを表彰。
市中行進(市民会館縲廱R伊那市駅)は団員のほか、赤十字奉仕団員、少年少女消防クラブ員らが加わり、各分団のポンプ車など53台も連なった。伊那橋での観閲で、小坂市長や田畑団長らが堂々とした行進を見守った。
例年、天竜川で一斉放水をしているが、一昨年の豪雨災害の影響で河川工事をしていることから本年は中止した。
箕輪町消防団の出初め式では、町消防団長表彰で消防活動に協力したとしてKOA(箕輪町、向山孝一社長)などが表彰された。
消防団音楽隊が制服を新調
伊那市消防団音楽隊(小林明彦隊長、35人)は20年ぶりに制服を新調し、6日の出初め式で初披露した。
制服は濃紺で、えりとそで口が水色。男女ともスラックスで、横に黄色のラインが入る。
合併に伴い、高遠町からメンバーが加わったことや、発足から20年が経ち、古くなったり、数が足りなくなったことから新調した。これまで白色を基調とした制服だったが、隊員の意見を聞き、濃紺色に切り替えた。
小林隊長(48)は「制服を更新し、新しい気持ちで活動に取り組みたい」と話した。
2月には、初めての試みとして「ファミリーコンサート」を開く。