警察犬「パブロ」誕生 ドッグスクールタカギから
箕輪町長岡の「ドッグスクールタカギ」(高木のり子所長)の所員、高木誠さん(21)=辰野町上島=が指導手を務める「ファント・フォン・メートヒェン」(呼名=パブロ)がこのほど、県警本部の警察犬に嘱託された。期間は1月1日から1年間。行方不明者の捜索や犯人の逃走経路を追うなど、事件が発生したとき要請に応じる。
同訓練所から誕生した警察犬は2頭目。昨年10月28日、霧ケ峰で開かれた警察犬の嘱託審査会で合格し、同12月28日、岡谷署で嘱託状の伝達があった。同署管内を中心に中南信地区が活動範囲で、伊那署にも本年1月4日、あいさつに訪れている。
パブロは雄のジャーマンシェパード犬で2歳。「性格は温厚で訓練意欲があり、忠誠心が高い。血統からも警察犬としてふさわしい」という。指導手として経歴2年の高木さんとともに、パブロの活躍を高木所長も期待している。
高木さんは「現場では少しでも何かの役に立ちたい。また、訓練では学べないことが現場では多いので、パブロと一緒に経験を積みながら指導手として成長していければ」と意気込んでいる。
高木さんと警察犬のパブロ