なごみ家で繭玉づくり
宮田村の福祉交流施設なごみ家で7日、小正月の伝統行事「繭玉(まゆだま)づくり」が行われた。子どもたちも参加し、昔ながらの風習で無病息災を願った。
地域の習わしに詳しい大田切区の酒井昌子さんらが講師となり、にぎやかに手づくり。
米の粉をこねて丸めて、繭の形に似せた白とピンクの団子に仕上げた。
サカキとヤナギの枝に刺して飾り付け。「きれいにできたね」と親子一緒に喜ぶ姿もあった。
養蚕の隆盛を今に伝える繭玉。「昔はどこの家庭でもつくった。今はクリスマスなど行事が多くなり、かわりに小正月の行事がすたれている気がします」と酒井さんは話す。
かつて繭玉と一緒に小正月に飾ったが、今は滅多に見られなくなった「稲穂かざり」も持参し、大切にしたい風習として参加者に伝えていた。