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使用済みバットを再利用 駒工野球部の善意で宮田村西保育園に

使用済みバットを再利用 駒工野球部の善意で宮田村西保育園に

 安全対策を進めている宮田村西保育園は、野球のバットを防犯用に使えないかと思案。要望を受けた駒ケ根工業高校野球部が2日、快く6本の使用済みバットを同園に寄贈した。
 この日は、宮内弘司主将、小椋正輝、大澤勝両副主将(いずれも3年)と山岸智昭監督の4人が同園を訪問。中村美咲子園長らに直接手渡した。
 バットの寿命は1、2年ほど。山岸監督は「バットを防犯用に使いたいという申し出は初めてだったが、適度な長さで防犯に有効かも」と話した。
 村内の保育園は「さすまた」と呼ばれる棒状の防犯撃退グッズを、村民の寄贈により本年度導入。しかし、数に限りがあることから、同保育園はバットを使えないかと考えた。
 ある保育士の息子が同校野球部OBだった関係から、今回の古バット再利用が決定。6本は各教室に置き、万が一の時に備える。
 「備えてあるだけで気分的に違う」と中村園長や保育士は感謝していた。

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