東春近小3学期始業式 伊那三曲協会18回目の演奏
伊那市の東春近小学校(中塚経子校長・373人)で9日、3学期の始業式に合わせ恒例の慶祝音楽鑑賞があった。伊那三曲協会のメンバー9人が訪れ、箏(こと)と尺八で新年を祝う2曲を演奏。児童たちは、しっとりとした音色に耳を傾け、気持ちを新たに新学期のスタートを切った。
音楽鑑賞は、日本古来の音楽に触れる機会とし、新年の新たな気持ちを音楽で感じてもらえればと始まった。18回目を数え、毎年、伊那三曲協会に依頼している。曲目は「希望の光」「ふじ山」で、「ふじ山」は児童たちが演奏に合わせて一緒に歌った。
中塚校長が「新年らしさ、日本らしさを楽しみましょう」とあいさつ。同協会指導普及委員長の福沢雅志世(靖子)さんは代表者として、「18年間、演奏が続けられ私たちも幸せ。この幸せを音楽に乗せたい」と曲を披露した。
5年生の春日瑠介君(11)は「毎回、よい演奏が聞けるので楽しみ。音楽で気持ちも落ち着き、これから3学期に向けて頑張りたい」と話していた。
東春近小で3学期の始業式に合わせて伊那三曲協会が演奏