「箕輪町中学生海外研修やまと基金」創設へ
大和電機工業が1060万円寄付
箕輪町の中学生海外研修のために、大和電機工業(本社・下諏訪町、原房利社長)が1060万円を寄付した。町は「やまと基金」を創設して今後の中学生派遣事業に活用するため、9月6日開会の町議会9月定例会に「箕輪町中学生海外研修やまと基金条例制定について」の議案を提出する。
これまで町は、町出身の故・米山素治さんから寄せられた多額の基金を「米山基金」として活用し、大勢の中学生が恩恵を受けた。
米山さんが亡くなり、今後は未来を担う中学生の海外研修基金を企業及び一般の賛同者から寄せてもらう方針を決定。この話を聞いた大和電機工業が8月10日、社会貢献と会社創立60周年記念も兼ねて1060万円を寄付。11日に平沢豊満町長と小林通昭教育長が原社長に感謝状を届けた。60万円は毎年寄付してもらえるという。
町は、大和電機工業から指定寄付があった資金を積み立て、中学生の国際感覚の育成に活用するため基金を設置する。