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酪農家の挑戦竏衷繹ノ那の現場から(2)竏・

 家畜のえさは大きく分けて植物の葉や茎などを原料とする粗飼料と、トウモロコシなどの穀物類を主原料とする配合飼料の2種類。上伊那では、この粗飼料となる牧草などを独自で育てている酪農家が多いが、トウモロコシを使った粗飼料作りに力を入れる酪農家もいる。
 その一つ、伊那市ますみヶ丘の酪農家でつくる「ますみヶ丘フォルト組合」(桃沢明組合長)は、トウモロコシ(デントコーン)を主体とした粗飼料の共同生産に取り組んでいる。組合ができたのは約25年前。現在は同地区の酪農家6戸がトウモロコシを共同で栽培し、発酵飼料(

 輸入飼料価格の高騰は配合飼料にとどまらず、草を原料とする粗飼料にも及んでいる。
 そんな中、箕輪町の大規模酪農家と同町の農事組合法人みのわ営農(市川隆男理事長)は、稲わらを家畜用の飼料として供給する「稲わら買取モデル事業」を昨年から開始した。
 同事業は、これまでは田んぼにすき込んでいた稲わらを稲作農家が酪農用の飼料として酪農家に提供。一方の酪農家は、わらの提供を受けた稲作農家に対して10アール当たり1・5トンのたい肥を配布するという試みだ。
 昨年はみのわ営農の作業班が飼料用の稲わら

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