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2511/(月)

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蘭ミュージアム

記者室大口

 国内随1の展示数を誇る高森町の蘭ミュージアムを見学。ランは不思議がいっぱい。巧妙な受粉機構を持つバケツラン。小人たちがそろいのマントで行列しているようなクレセンティラビア。強い香りでハチを酔わしたり、雌ハチそっくりな花の形で雄ハチをダマすランなど、いくら見ていてもあきない▼昼夜の温度差が大きく、冬の日照時間の長い伊那谷(高森)はラン栽培適地である。しかし、同館は今年、規模縮小され、貴重な野生ランの多くが沖縄海洋博記念公園に寄贈されるという▼経費高騰で施設維持が1自治体では無理なのか、残念だ。伊那谷全体で同館を支援できないのだろうか。文化的、観光面でも伊那谷にとって重要施設と思うが(大口国江)

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